Introduction

『チャームド・ライフ』によせて
『チャームド・ライフ』によせて

『チャームド・ライフ』は人と〈チャーム〉がいて、はじめて紡がれる物語です。
 二人で一つ。
 そうであるからこそ、そこには出会いがあり、日常があり、別れがあります。

「野バラの章 Synchro-tone」では日常を。
「あすなろの章 約束の唄」では出会いを。
そして「桜の章 サヨナラ シアワセ」では、別れを描きました。

人と〈チャーム〉はいつも一緒にいて、一生離れることはありません。
出会いは「約束の唄」で語ったように、運命的なものです。
日常は「Synchro-tone」で語ったように、さわがしくも明るいものです。
ゆえに別れはつらく、苦しく、悲しいものになります。

けれど、ただ別れを嘆くだけのお話にすることはできませんでした。
「サヨナラ シアワセ」という物語は単なる別れの言葉ではありません。
なぜなら『チャームド・ライフ』にバッドエンディングはないからです。

ドラマの結末には必ず何かが残るように。
キャラクターたちも、作品を聴いている人たちも、作品に携わった人たちも
みんなが明日へ踏み出せる、ささやかな助けになるように。
つねに心がけて、シナリオを書き上げてきました。

『チャームド・ライフ』の世界は優しすぎるものなのかもしれません。
でも、その優しさが私に〈チャーム〉を書かせてくれたのです。

ドラマを聴き終わったとき、あなたの口元が少しほころんでいたら。
そして、目頭が少しだけ熱くなっていたら。
〈チャーム〉の声と姿を届けられたのではないかな、と思います。

幸運をもたらす小さなお守りが、きっとどこかに見つかりますように。
『チャームド・ライフ』という作品に願い、感謝します。

チャームド・ライフシリーズ シナリオ担当

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